毎回食事に感謝して「いただきます」していますか?
東京から青森に移住して何よりも変化したのはごはんが毎日美味しく、有り難い事です。
食事には栄養のあるものを、とか無農薬・無化学肥料の有機栽培のものをとか
食事に対する表面的な事ばかり気にして肝心の”こころ”を忘れていませんか?
【食】美味しく”いただく”にはカロリーよりもエネルギー
美味しく”いただく”とは?
冬が来る前に少しだけ大地と向き合って畑仕事に取り組みましたが、実際にやってみると
食べ物を作る事の大変さやありがたみをより実感します。
農家の人が仕事が辛いからと言って自分たちが食べる分だけしか作物を作らなくなったら
スーパーで食べ物を買うほとんどの人達が困るでしょう。
私たちの分まで作ってくれている事にまず感謝です。
また、天気が機嫌を悪くして雨しか降らなかったり日照りばかり続けば
それでも作物は取れなくなります。太陽が気分に関係なく大地を照らし、
動植物にとって生きやすい天気を振り分けてくれる事にも感謝です。
美味しく”いただく”にはカロリーよりもエネルギーを!
栄養バランスとか摂取する食べ物の質も大切だと思うのですが私はそれ以上に
食事はエネルギーを取る事だと思っています。カロリーじゃなくてエネルギー。
それは2つの視点から、この本を通して学びました。
エネルギーを頂くとはどういう事なのか、たとえ話を参考にご説明します。
美味しく”いただく”にはカロリーよりもエネルギー「未来食」から学んだ事
私の大好きな食べ物におばあちゃんが淹れてくれるほうじ茶と梅干しがありました。
ジュースやお菓子よりもなぜかこの2つが小さい頃から好きだったんです。
未来食に書かれている食の陰陽と酸性アルカリ性のバランスから、普段の現代食への偏りを
このほうじ茶と梅干しが中和してくれていた様に思います。
コンビニやスーパーで買う現代的な食べ物には裏面の数字としてはカロリーや栄養素などの
表記がしてあります。しかしながらそれ以前に目に見えない防腐剤などの化学物質によって
本来あるべき栄養素すら壊してしまう程の何かが含まれているので
実際にそれらから取れるのは体の不調を引き起こす陰性で酸性なものばかりです。
美味しく”いただく”にはカロリーよりもエネルギー「食のABC」から学んだ事
おばあちゃんが淹れてくれるほうじ茶は格別でした。
自分で同じ機械を使って同じ様に何度淹れてもその味にはなりません。
同じ味を出そうと思って、急須におばあちゃんに茶葉を入れてもらい同じ勢いでポットから
お湯を注いでもおばあちゃんが淹れてくれる味には敵いませんでした。
それがいつも不思議だったんです。なので悪いなとは思いながらも食後のほうじ茶はいつも
おばあちゃんに淹れてもらっていました。その味が格別でたまらなく好きだったんです。
現代食に欠けているものは”愛”という名のエネルギー
元々私は食事というのは何を食べるのかより、誰と食べるのかが重要でした。
例えば部屋で1人で食べるカップラーメンより、仲間と登山をしてテントを張り
友達同士で肩を寄せ合いながら食べるカップラーメンの方が美味しいと思うんです。
目に見えないモノを元々信じないタイプで、愛とは一体何の事なのか
数年前まではさっぱりわかりませんでした。
だけれど特に食のABCの本を読んでおばあちゃんのほうじ茶が
なぜあんなに美味しかったのかがやっとわかりました。
そこにはおばあちゃんの愛という名のエネルギーが詰まっていたからです。
工場で作る食べ物には残念ながら愛がこもっていません。
なぜならば機械からは愛を作り出せないからです。
確かに人間が手間をかけて作るよりも圧倒的に早く効率よく、同じ物を安定して繰り返し
作る事が出来るでしょう。しかし唯一人間にしか作り出せない愛情を時間とお金を削減した
変わりに今の食べ物から無くしてしまったのではないでしょうか。
【まとめ】美味しく”いただく”にはカロリーよりもエネルギー
大地の愛情とエネルギーをしっかりと受け取った自然のものを自然なままで頂く事
その土地の気候や風土、自分の体の心地よさを大切にし食べ物を取り入れる事。
そして現代食では日常から遠ざかってしまっている漬け物や
時間をかけて自然の力を凝縮させた日本の伝統的な味噌、醤油、塩などの
調味料により現代食で溜まってしまった陰性・酸性のエネルギーを中和させる事から
初めてみようと思います。
食べ物からエネルギーを取り込む生活を一緒に初めてみませんか^^