着物の着流しスタイルは着崩しじゃない!

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着流しとか着崩しとかって何ですか??

毎日着物を着る上で、徹底的に無駄を省いてシンプルに楽な着方を求めた結果。

最終的には着流しスタイルに辿り着きました。

長襦袢も着ずにシンプルに長着と帯だけを纏うスタイルです。

本来の”着流し”とは男性の羽織り袴を着用しない格好の事ですが、

男女限らず、更に長襦袢を着ないスタイルをここでは着流しスタイルと言う事にします。

着物の着流し1

私の周りは自由で気軽に着物を楽しんでいる人が多いので

特に悪気は無く私の格好を見て「着崩し」ですか?と話しかけられる時があります。

着流しと言われるのは良いけど着崩しって言われるとなんだか良い気分がしません。

そもそも「着崩す」の意味とは?

き‐くず・す〔‐くづす〕【着崩す】

衣類を、これ以上着られないというほどに着古す。

粋な感じを出すために、装いの一部をわざと乱す。着物や帯をゆるく着付けたり、フォーマルスーツにカジュアルな小物を合わせたりして、決まった型を崩して着る。(goo辞書より)

言っている側は、ここで言う「2」の意味で単に褒めているだけかもしれないのですが、

何だか【基本を崩している】と言われている気がして、気持ちがモヤモヤします。

断言しよう!「着流しスタイルは基本を崩している訳ではない」

着物に基本はない?!って話

ではこの「基本」とは何か。

一般的に着付け教室で教えている事が今の着物の「基本」と言われるものだと思います。

だけどよく考えてみて下さい。そもそも着物は衣服です。

衣服は文化的な物で何かに縛られたりする物ではないです。

文化とは人々の生活と共に変化したり発展して行くものです。

なので着物もこうでなければいけない、という「規則は無い」事をまずは知って欲しいです。

実際に様々な着付け教室がありますが教えている着方は様々です。そして違っていて当たり前なんです。

着物の着流し3

じゃあ今ある着付け教室って何なのー?

戦後、日本に洋服の文化が入ってくると同時に着物は段々と着られなくなってきました。

昔は各家庭で着物の着方を教える環境が自然にあったのが着る人がいなくなり、

教える人がいなくなり、このままでは着物が無くなってしまうと考えた人達が

なんとか着物を残す為に、まず先に着物はこうなんだよと規則を作ったのです。

それが今ある着付け教室です。

また、今ではメジャーな「お太鼓結び」ですが、この結び方が出来たのは

江戸時代の末期だと言われ、割りと最近の結び方です。

長着と帯があれば着物です。

ではそれ以前、江戸時代の初期では、男女共に同じ様な着方でした。

長着に細帯(今でいう男性の幅くらいのもの)というシンプルなスタイルです。

私が提唱する着流しスタイルはこの時代の着方を参考にしています。

本当にシンプルに長着と帯さえあれば出来る着方で、何も道具は使いません。

昔人々が当たり前に着物を着ていた「江戸時代が基本」です。

着物の着流し

自身を持って、初心者にこそ、着流しスタイルから気軽に着物を始めて欲しいと思います。

着付け教室では一番難しいお太鼓結びから教えるから帯の部分で難しいと感じてしまうけれど

簡単な着流しスタイルから初めて徐々にお太鼓結び等、フォーマルな場面でも活躍する様な

着方を教える様になればもっと着物の難しさは無くなると思います。

今日からあなたも、Let’s着流し♪

本でもYouTubeでも何でも調べれば学べる時代です。

だけど、習得出来ないのは「強制力」のある環境に身を置かないからです。

そして、着流しスタイルや普段着の着物を教えてくれる所はまだまだ少ないのが現状です。

そこで、KIMONOオンラインスクールでは着流しスタイルを初め、

道具を全く使わない簡単な名古屋帯の結び方など普段着の着物に特化して教えています。

また、きちんと歴史や文化的な背景からこれまでの着付け教室では気付けなかった

着物の本当の良さや楽しさも学べます。

着物を始めるのに必要な「知識」「環境」「道具」の全てが揃っています。

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着物の学校

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