【裂き織り】私が裂き織りで作品を織る理由

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ご縁があって頂いた、地端の織り機で少しずつオリジナルの裂き織り作品を

製作しています。→【関連記事】神様から頂いた、裂き織り機

売る為ではなく伝える為に、着物から始まり衣服の大切さを知った私だから伝えたい

裂き織り作品に込めているメッセージがあります。

【裂き織り】私が裂き織りで作品を織る理由

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裂き織りの作品に込めたメッセージ

私の裂き織り作品は売る為に作っている訳ではありません。

(販売しないという意味ではなく)

伝えたいメッセージがあるから作っているのです。

私が裂き織りで作品を織ることで伝えたいメッセージは

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という事。

そもそも裂き織りとは?

私が住んでいる青森県の南部町にも残る、こたつがけや市松模様を特徴とする

南部裂き織り。裂き織りは特別な物ではなく、全国各地の一般家庭で伝わってきた

暮らしの中で育まれた伝統文化。sakiori-work-tama

裂き織りが通常の織物とは違うのは

横糸に古くなった布を裂いた物を使う所にあります。

着物や洋服やジーンズなど布であれば

素材は様々でまた長さもこだわらず挟み込む事が出来ます。

物が少なかった江戸時代から続く日本の伝統的な衣服のリサイクルです。

裂き織りで作品を織る理由

そして私が裂き織りで作品を作る理由は、目指している循環型の生活の中で

これは自然と共に生きる為の1つの取り組みでもあります。

着物を纏い、自然素材を身につける事で自然と共に生きることを自分一人では

体現出来るけれど、捨てる為に買う様なファストファッションや

流行を追い求める為だけの消費はどこかの国の知らない誰かや環境を苦しめている。

→【外部リンク】NAVERまとめ「光と影…ファストファッションが抱える問題」

生まれた物は仕方ないけれど、過去の過ちから目を背けずに未来を変えたいのです。 

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「着るものが無くて死ぬなんてあり得なーい!」と思いますよね?

日本のホームレスさんに裸の人なんていないですしね。

そのくらい、私たちは衣服に満たされているのです。

もうこれ以上作らなくても生きられる事を少しでも誰かに気付いて欲しいのです。

お洒落をしてはいけないという意味ではありません。

ただ自分の選択が、知らない国の誰かを傷つけてしまう事を知って欲しいのです。

 裂き織りは古き良き日本人の心

過去には私も「もったいない」「まだ、使える」という言葉に貧乏臭いとか、

格好悪いと感じていて「新しい=美しい」だと思っていました。

だけれどこの【もったいない精神】を美しいと感じなくなる事は、

古き良き日本の良さを忘れてしまう事なのだと着物を着始めて気付きました。

 

何でも自分で作らなくたって、簡単に安く欲しい物が手に入る時代だけれど

だからこそ1つ1つのありがたみやその物の意味を見失いがちな時代でもあります。

何かを新しく欲しいと思ったらせめて今あるものを使い切るか、

リメイクして新しい命として再び使い始める事で最後まで大切にしたいものです。

 

とは言え各家庭で裂き織りをする文化や環境が廃れつつある今、

リメイクする時間が無い方へ作品の販売とは別に着なくなった洋服を

裂き織りの作品にリメイクするオーダーメイドも承っておりますのでぜひご活用下さい。

 

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