2004年頃からロハスがブームになり、今ではそのライフスタイルへの興味関心が
日常で当たり前になり始めている。食べる物は化学物質をなるべく含まない自然な食品を。
環境に優しい洗剤を選択をする事で地球に優しい消費活動をする事など。
ロハスという言葉を意識しなくても、ロハスな生活を意識している人は多い。
私自身、着物を着始める様になってとりわけロハスを意識した事は無かったけど、
今一度自分の興味関心を含めると着物生活ってロハスなんだなと思ったので
あえてこのロハスという言葉を用いて紹介しようと思う。ロハス
着物がロハス生活に最適な2つの理由
LOHAS(ロハス、ローハス)とは、英語の「lifestyles of health and sustainability」(健康と持続可能性の、またこれを重視する生活様式)の略。健康や環境問題に関心の高い人々のライフスタイルを営利活動に結びつけるために生み出されたマーケティング用語である。(参照:wikipedia)
着物は「健康」に結びつく点でロハスである
着物で健康?と思うかもしれないけど、まず着物は自然素材である事が基本なので
化学繊維のストレスから解放されると言うのが1つある。ロハス
アレルギー体質や肌が敏感じゃない人は普段化学繊維を着る事で何かを感じた事は無いと
思うけど例えば静電気なんかは意識していなくても日常的に発生していていそこからくる
ストレスが体に影響を及ぼしたりする。腰痛、肩こり、冷え性などは静電気も一つの原因。
そして、自然素材で出来ていると言う事は自然に返る衣服であると言う点でもロハスである。
また、現代日本人は骨盤が開きがちであると言われるけど、腰骨の位置で帯を締めると
その開いた骨盤がキュッと締められて安定する。ロハス
私自身この心地よさにハマって普段男性と同じ着方で帯を締めているというのがある。
通常お腹や肺の辺りで帯をすると締めれば締めるほど苦しくなるけど、ロハス
腰骨の位置で骨盤を引き上げる様に締めると締めれば締めるほど身が引き締まって心地よい。
ぜひこの感覚を老若男女に関わらず一度体験して欲しいと思う。ロハス
着物は「環境問題」に結びつく点でロハスである
環境問題とは課題が大き過ぎて大小様々あると思うけど、ロハス
着物だけに関わらず伝統文化の職人さんの技術継承の問題。ロハス
絹や麻の日本での生産や栽培の激減など、大きな問題は個人の力でどうにかなる事ではない。
だけど、一人一人が今一度日本に目を向ける事で少しずつ解決の方向へと導く事が出来る。
着物は一つのキーワードで、毎日着る衣服については普段見落としがちかもしれないけど
改めてその大切さと、日本の伝統衣装、伝統産業に目を向ける事で
大きな日本を取り戻すきっかけになる事を考えて欲しいと思う。
着物でロハスな豊かな生活
世の中が便利になる事が果たして良い未来を作る事なのか?
最近は疑問を抱きながら進んでいる傾向にあると思う。
今まで「便利=良い」と思い込み
単純に便利な社会を生み出そうと進んでいたけど、
自分たちの心の自由さ=便利とうい訳ではないという事に気付き始め、
沢山の情報と物に溢れた社会の中で自分には何が必要で自分の目指す理想はどこなのか。
その理想のライフスタイルをはっきりと描き求めていく事が今すぐにでも必要と考える。
私は着物と出逢った事によって、毎日の着物生活が新しいライフスタイルを生み出し、
自分の心と体を豊かな方向へと導いてくれた。ロハス
これからもきっと、私自身の理想のライフスタイルには必ず着物が相棒として存在していて
変わりゆく時代の中で自分なりにTPOに合わせた工夫をこらしながら
普段着に着物の生活を楽しみたいと思う。ロハスな生活って中々いいものだ。