365日着物と共に過ごしたライフスタイルを振り返ってみて、
この1年間で得た物は計り知れなかった。
それは始めた時に「1年経ったらまた洋服を着るだろう」という予想をしていた
私の想像を遥かに超えた結末とライフスタイルだった。
結末というかまだまだ通過地点だけれども、一言「今私は全て満たされている。」
着物の先にあるライフスタイルを知っていますか?
着物の先にあるライフスタイルを自分自身で感覚的には捉えていたけれど
中々人に言葉で伝える事が難しくてただ「良い」としか表現出来ていなかった。
今後お話する機会も増えてくると言う事で、この感覚を表にしたこちらをご覧ください。
着物の先にあるライフスタイル
着物の先にあるライフスタイルが見えるのは日常の着物の場合
半信半疑だと思うけれども、ちょっと耳を傾けて聞いて欲しい。
これは私からはじまるあなたの着物ストーリーとライフスタイルだから。
この図を説明するにあたって着物貴族の方は恐らく左側だと思う。
着物をステータスと感じるライフスタイルの方々だ。フォーマルは非日常。
今回の話はあくまで日常に着物が馴染んだ先に見えてくるライフスタイルなので
その点を同じ着物だとしても違うものと理解して頂きたい。
詳しくは実際にお話を聞いて頂いた方が腑に落ちると思うけど
ざっくりとこの感覚のポイントをご説明します。
着物の先にあるライフスタイル「ポイントは繋がり方」
円の大きさは関係なくて、繋がり方に注目して欲しい。
分離の世界では一つの一つの事に対してそれぞれに時間とお金をかける事になるので
自分の周りにある5つの事を進めたいと思ったら単純に5倍時間が必要。
それに対して非分離の世界では1つやると5つ全てをやる事になるので
いつ何をやるにしても、時間もお金も1で良いと言う事。
非分離の世界ではその数も関係なくて、5でも10でも必要なのは1つの時間とお金。
私が洋服を捨てた時に着物だけに集中するんだ!と絞った結果最終的に
全てがついて来たと言うなんとも面白い話ですね♪
ただ、これは視点の話で視点を変えれば分離の世界も非分離の世界に変わる。
だけど私はその事に気付くきっかけが「着物」というアイテムだったので
それだけ着物が生活に馴染んでライフスタイルとして定着する事は大きいと思う。
なぜ洋服だとそれに気付くのが難しくて、着物だと容易なのかというと、
洋服は3次元の立体構造で、着物は2次元の平面構造だから。
またこの話は長くなるのでまた改めてお会いした時にでもしようと思う。
着物の先にあるライフスタイルはまさに時代が求めているライフスタイル
日常のライフスタイルも変化した。
物を所有ではなくシェアしたり、例え実際に会っていなくても友達の近況が確認できたり
恋愛が多様化したり、多方面で境界線が薄くなって来ているのを感じる。
今まで男らしく、女性らしくって勝手に定義づけられたりして来たけど
もう人々が自分の人生を自由に選択出来る世界になった。
だからこそ今私達は、今後の「衣服」を選択する上で、洋服じゃなければ行けないと言う
固定観念を外し、「着物」という選択肢を拡げて視野を広く持つ事で
多くを選択出来る自分自身を確立させられるのではと思う。
例え着物と言う言葉を知っていたとしてもそれは着物を知っている事にはならない。
どうか今後この日本で暮らす上でも着物を感覚で知り、その先の
ライフスタイルに気付いてもらえたなら、きっと日本が何なのかを理解できると思う。
百聞は一見に如かず、着物を知って日本を知って欲しい。
それが、選択出来る世の中に生まれた私達の使命だと感じる。