ある日母親がアイヌの漫画があると教えてくれたことをきっかけに
手に取ってすっかりハマってしまった漫画「ゴールデンカムイ」
今回は私なりの視点で着物という観点からこの漫画のオススメな理由をご紹介します。
【オススメ本】ゴールデンカムイをオススメする理由〜着物編〜
ゴールデンカムイあらすじ
舞台は気高き北の大地・北海道。時代は、激動の明治後期。
日露戦争という死線を潜り抜け『不死身の杉元』という異名を持った元軍人・杉元は、ある目的の為に大金を欲していた…。
一攫千金を目指しゴールドラッシュに湧いた北海道へ足を踏み入れた杉元を待っていたのは…網走監獄の死刑囚達が隠した莫大な埋蔵金への手掛かりだった!!?
雄大で圧倒的な大自然! VS凶悪な死刑囚!! そして、純真無垢なアイヌの美少女との出逢い!!!
莫大な黄金を巡る生存競争サバイバルが幕を開けるッ!!!!(ゴールデンカムイ公式サイトより引用)
ヤングジャンプで掲載中という事も有り本編のストーリーはゴリゴリの
少年向けです。もちろんメインのストーリー展開も笑い有りで面白いのですが
私がブログで紹介するのには訳がある。それはちょうどこの漫画が描写する
明治時代に生きる人達とアイヌの人達の服装が面白いから!!
着物の文化は南から北上し、青森で海を渡らずに途絶えていると言います。
北海道にはアイヌ民族の独特の文化と着物があり、ゴールデンカムイでは
謎に包まれているそのアイヌの暮らしぶりを随所で紹介しています。
今回はゴールデンカムイに登場する様々な人物の衣服に着目してみます。
ゴールデンカムイメインキャラの服装
まず、1人目はあらすじにも出て来たこの漫画の主人公の杉本佐一。
これぞまさに明治時代の和洋折衷コーディネートですね!
中にはしりっぱしょりをした着物をメインに着用し、マフラーと帽子に靴、
下にはズボンを合わせています。
着物って動きずらいよね?とう初心者の方にはこの画像を見せて不安を解消させて
あげたいものです。
「昔は戦う時にも着物を着ていたぐらいだから、大丈夫よ」ってね(笑)
続いてはもう一人のメインキャラアイヌの少女アシリパの着物。
アイヌ民族の資料館で見た事がありますが、刺繍がとても綺麗で
極寒の北海道で耐えられる分厚いアットゥシ織りの着物です。
本州では麻や蚕の絹で作った織物が主流ですが、このアットゥシは樹皮で出来ています。
そんな独特のアットゥシ織りについてもこの漫画の中できちんと紹介されています。
→続きは本編で…
ゴールデンカムイサブキャラの服装
作者の野田さんも特集するほどの(笑)阿仁マタギの谷垣の服装。
極寒地方の冬は動物も貴重な生活の資源で、もちろん食料にしたり衣服にも使っています。
ゴールデンカムイで初めて知ったのはアイヌの着物には魚の皮で作る
高級な着物もあるという事です。ぜひ1度実物を見てみたいです。
右側の画像は谷垣よりもアイヌの子供達の服装が全身で見れたので紹介しました。
こちらもアイヌのアットゥシです。
そして右は5巻から出てくるアイヌのキロランケの着物です。
アイヌの文様は基本的には魔除けの意味が有り、
家庭によって伝わる文様が違うそうです。
男性の着物の文様には力強い美しさがありますね。
そして最後に、順番は逆ですが4,5巻のみに
登場する、ニシン漁出稼ぎ労働者の辺見和雄。
他の労働者の衣服も合わせて見て欲しいのですが
ご覧の通り合わせ方と紐が着物っぽいのですが
袖は筒袖で丈も短く動きやすさ重視の服装です。
途中に出てくるニシン漁御殿に住むお金持ちの
服装ともぜひ比べてみてください。
労働者とお金持ちという階級の違いで服装も全く違う点が面白いです。
以上今回のゴールデンカムイをオススメする理由〜着物編〜でした。
着物に興味がある人にもオススメの漫画ですので機会があればぜひご覧ください♪
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