去年は青森に移住してすぐのタイミングで旦那に同行し、今年も楽しみに行って来ました。
青森の板柳町で行われるクラフト小径という今年で5年目を迎えるクラフト系のイベント。
青森で開催されているクラフト系のイベントの中でも全国から100を超える
作家さんが集まってとても賑わいを見せている青森屈指のイベントです。
手作りの作品を作家さんから直接買うことが出来るって、とっても嬉しいですよねー^^
旦那が会場で怪しい踊りを披露しているのを横目に、年に1度の物欲を解放して
お買い物を楽しんで来ました♡
青森のクラフト系ビッグイベント「クラフト小径2017」をレポート
クラフト小径について
クラフト小径は10月の第1週目の土日に毎年開催されているそうです。
2917年の今回は9/30-10/1での開催でした。
毎年の正式な日程は公式サイトで発表がありますので、近くなったらチェックしてみてください。
→【クラフト小径公式サイト】
りんごが有名な板柳町のアップルモールというりんご畑の道なりにズラーっと
クラフトの作家さん達が出店しています。
りんごという最強の強みがあって、生活のデザインも美しくて居心地の良い町です。
岩木山が近くにあり、岩木川の水を吸い上げて育ったみずみずしいりんごの木に囲まれて
生活しているとは、なんと豊かな生活でしょう。
(あと、個人的には町でフリーWi-Fi提供しているところは良い町だと思っている。)
クラフト小径のイベントがあるから来たことがあるというのが正直なところではありますが
住むのにもかなりオススメな町です。町の雰囲気って外から来た人の方がわかります。
(ちなみに他にオススメな町はこちらも町のフリーWi-Fiがある十和田市。)
脱線しましたが、そんなりんごの町板柳町でクラフト小径は毎年開催されており、2017年の今年で5回目の開催でした。
怪しい踊り「おおおどる」
クラフト小径の第一回目から「おおおどる」という集団がパフォーマンスを毎回やっているそうです。
そしてようやく近年は定着して来たという、会場で怪しい踊りを披露している彼が私の旦那さんでもあります。
今回はおおおどるのメンバーが少なく、初日は1人だったのでもし見かけた人がいれば
かなりラッキーな座敷わらし的な存在でいたのではないかと思います。
彼の踊りに対する感想を、私は特に持ち合わせていません。
何故ならば、踊りは彼の存在と共にあり彼自身が踊りでもあるからです。
水や風、空気の様に旦那の存在があり、そしてそこに同じ様に踊りがあります。
まぁ、会場で実際に見れば奇妙な人で踊りの最中に絡むことだけは避けたいですがね(笑)
「どんな踊りなの?」ってよく聞かれるのですが、それは「味」と同じくらいに説明しにくいものです。
芸術的なものって、みた人が感じるものでそれ以上でもそれ以下でもありません。
今後も変わることがなければ毎回何かしらやっていると思います。
買い物がメインの楽しみの私からは特にオススメではありませんが(笑)
クラフト小径に行かれる方は、良かったらついでにチェックしてみてください。
クラフト小径2017 初日
初日は途中でパラっと雨が降って、裸足の人にはちょっとハードそうな1日でした。
傘の合間からチラっと変な人が見えたらそれはホラーでしかない気がします。
雨宿りにも優しく受け入れてくださった、お友達の「自遊木民族珈琲」さん。
Ryoさんが淹れるオーガニックコーヒーと、Tomiちゃんが作ったヴィーガンスイーツの相性が
抜群で、イベントでお会いすると毎回いただいております♡
野辺地にお店もあって、古民家改築の良い雰囲気の場所で癒されるんですよー♪
珈琲好きならぜひ1度ご賞味あれ。
雨が降ったり、藤田記念庭園のイベントの為に会場の予約をしに行ったりとで
時間がなかった事を言い訳にすると、初日の写真はこれしかありませんでした。
ただのタムラヨイチレポートでごめんなさい。
じっくりと二日目のレポートにて作家さん達をしっかりとご紹介したいと思います!!
クラフト小径2017 二日目という名の最終日
クラフト小径は二日目の午前中までが勝負です。午後になると良いものは売り切れています。
私は買い物はインスピレーションでコレだ!!感があるお品に関しては悩まずに即買いますが
実用的なものになればなるほどお買い物は良く考えて慎重になります。
特に作家さんが丹精込めて作った食器類は一生大切に使いたいと思うので揃えたいある程度の
アイテムと数と予算は念頭に入れつつ長い目で見た我が家の食卓のイメージと合わせて
じーっくり吟味して決定しています。そんな、今回購入したアクセサリーから食器までをご紹介します。
cometman/中山唯
自分用に、何かアクセサリーが欲しいなと漠然と思っていました。
初日の段階では全く気に留めていなくて、別のお店のイヤーカフを検討していました。
前日の夜にクラフト小径の主催者さんとお話するタイミングがありその時に
その方が付けていたのがcometmanさんのハチの羽をモチーフにしたイヤリングでした。
明日ちょっと覗いてみよう。と、その時でもまだ何となく見てみようと思っていただけでした。
二日目の午前、場所を発見して覗いてみると色んな自然界にあるものをモチーフにした
アクセサリーが並んでいて自分が身に付けたいもののイメージとも合っていて格好いい。
その中でも、ひときわ目を引きコレだ!!と見つけた瞬間に惹かれたのが
「シダをモチーフにしたイヤリング」でした。
青森に移住して来てから奥入瀬渓流が身近になり、シダを知り存在を身近に感じるようになり
何気に私の中で青森を象徴する植物が「シダ」でもあります。
かなり渋いセンスでしょー。それをアクセサリーで表現しちゃっているという感性がもう
たまらなく胃袋(?)を掴まれました。久しぶりに脳に電気が走りました。
ちゃんと裏のシダの胞子も表現されていて、キラキラと光に反射する輝きが美しい。
こういうクラフトイベントで作り手さんの気持ちをちゃんと聞いて、それを受け取って
買えることが本当に嬉しくて楽しい、醍醐味の1つです。
作家の中山さんのお話の中で、自然界の色を反射することでその時々によって魅せる表情が
違うのでシルバー良いですよ。って言われて、元々新作のシダシリーズは今回シルバーのみ
だったのですがよりその色に対する捉え方が深まり、購入に至りました。
正直声をかけてくれるまでは寡黙な職人さんの様にも見えてちょっと怖かったのですが、
話すと穏やかで温かいお人柄の中山さん。ありがとうございます、大切に使わせて頂きます♡
幻の革作家/相馬紳二郎
クラフト小径には2年に1度の出店とのことで、去年はお目にかかれませんでしたが
今回旦那さんに紹介していただいてお会いすることができました。
インタネット販売はやっていないので直接お会いしないと購入できません。
ガラクタとヴィンテージってある種の境界線みたいなのがあると思うんです。
紳二郎さんの手にかかればガラクタがビンテージに蘇る。そんな作風に感じました。
良質な革製品って、色あせるどころが使えば使うほどに良くなる面白さがありますよね。
ブランドの革物とかって、最初めちゃくちゃかっちりしていて自分色に染まるまでに使い込む
時間がかかります。それもまた良さの1つでもあると思いますが、紳二郎さんの革製品は
最初っからその人色に馴染んでいる革なんです。
まるで何年も持っているかの様な柔らかさが最初っからあります。
旦那さんが、コインケースと革ベルトを購入しました。(写真なくてすみません^^;)
紳二郎さんがいる年に遭遇したらぜひ立ち寄ってみてください。雰囲気あるタープが目印です。
天然素材 廃材モノ造リ
生活道具 注文製作、修繕
相馬 紳二郎(栃木県)
工房pole pole/安田修平
チョビヒゲのダンディーで陽気なオジキさんの陶芸作品が並ぶ、工房pole poleさん。
キュートなんだけど、可愛すぎない。良く見るとユニークで個性あふれるデザインです。
白を基調とした清潔感もあり20代の女性やお子さんがいる家庭へのプレゼントには
最適なのではと個人的に思い、今回は我が家でも大活躍しているボウル型の食器を
いとこへの結婚祝いのお返しにチョイスしました。姉妹なので、色違いのペアをセレクト。
我が家ではサラダやパスタ、ちょっとしたお菓子入れなどに重宝しています♪
ちょっと休憩に6かく珈琲
珈琲は自給できないものとは知りながらも、珈琲好きはやめられません。
毎回、知らない珈琲屋さんを開拓するのがちょっとした楽しみなんです♡
今回は「炭火」「手炒り」「無農薬」にこだわった6かく珈琲さんに足を運んでみました。
細部のこだわりが好きです。後ろの七輪と鉄瓶で沸かしたお湯が何とも良いですね。
とか言いながらも、この日結構暑かったのでアイスコーヒーにしちゃいました。
アイスコーヒーって、味の違いわからんのですよねーw
すっきりさっぱりで、喉を潤してくれて美味しい♡今度ホットでいただきたいです。
あと、ショーケースにもあるケーキみたいなのは午前中のすぐに売り切れてました。
そうそう、クラフト小径でスイーツ系食べたい人はすぐに売り切れるので確実に午前中に行きましょう。
陶工房 ゆきふらし/猿田 壮也*猿田 千帆
うちの旦那さんが昔からこちらのご夫婦のファンでご紹介頂きました。
今年から奥様の千帆さんが子育てからの久しぶりの陶芸家としての復帰とのことで
千帆さんの作品に初めてお目にかかり、やっぱり女性目線の陶芸って食卓への馴染みが違って
素敵♡私は奥様の作品をチョイス。旦那さんが壮也さんのマグカップをペアで購入しました。
奥様の千帆さんの作品は温かみがあって、手に馴染みがいい。
また、お料理をされる人の目線から使いやすくて料理が主役になるような陶器が多い印象でした。
割と何にでも使える、料理を選ばない器ってやっぱり女性目線ですよね。
一方旦那様の壮也さんの作品は色柄が際立っていて何を飾らなくてもそれだけで格好いい。
陶器として持っていたくなる作品が多いです。
マグカップの種類が多くて、実はこの時一緒に回っていた風のまちコーヒーの野口さんも
いつかお店を出すときはこのお店のにしたい!!と、ビビビッと来ていたようです。
側から見ても、壮也さんのマグカップと野口さんのコーヒーめっちゃ相性いい!!って
感じたので思わず、こっちのカップの方が絶対いいですよ!
なーんて口を出してしまったほどです(笑)本格的なティピが目印です。
ぜひ立ち止まってゆっくりご覧ください。そうそう、猿田さんのところでは養蜂もやっていて
そういうライフスタイルも憧れるんですよねー♪
購入したゆきふらし壮也さんのマグカップ。旦那は青海波の模様が好き。
購入したゆきふらし千帆さんの小鉢。
ルリ釉とアメ釉のうつわ/酒井薫
元々知り合いの方でなく、今回はお店の様子は雰囲気的に撮影できなかったので
その他の作品に関してはHPの方をご覧ください。
こちらのお皿は、陶器の中では一目惚れ系です。
正直食卓に彩るのには難しい「瑠璃色」とか「飴色」とかのその名の通りの
そのお皿だけで飾っておきたいと思う綺麗な色合いが多いんです。
お皿としてはとーっても可愛い♡
本当、女性なら誰でもキュンとするような色合いと形のうつわです。
だけど、何の料理を載せようかと思った時に料理のクオリティーが問われるようなレベルの高い器なんです。
こう例えたらわかるでしょうか。
アンティークショップでゴシックな古い家具にとっても魅了されてワクワクするでしょう?
でもいざ自分の家に置けるか?って考えると他の家具との調和で絶対に浮いてしまう。
そうやって諦めざるを得ない感じの、敷居の高さを感じるお皿です。
いやー、本当はお皿としては瑠璃色の器が欲しかったんです。
だけど、自分の家の食器って考えた時に無難にマットな白を購入しました。
それでも私はいつか瑠璃色のお皿が似合う食卓が作れるように目指そうとも思いました。
だから諦めてませんよ、いつか瑠璃色のお皿も購入したいです♡
クラフト小径2017まとめ
買い物でこんなにも自分たちが豊かになれるとは、作家さんの手作りの作品を
直接購入することができるクラフト小径のおかげです。
お陰様で、年に一度の私たちのご褒美としてここぞとばかりに物欲を解放しています(笑)
それでも今回全部で3万円くらいの買い物だったので、本当にいいですよクラフト小径。
商品それぞれの値段は載せていません。
高いと思えば買わなければいいし、いくらでもいいからその人の作品が欲しいと思ったら手に取って欲しい。
ファンとしてはそんな気持ちです。今から来年のクラフト小径が楽しみでーす☆