世界で一番出番が少ない着物。
それが恐らく、喪服の着物ではないかと思います。
普通の着物ですら、リサイクルショップに買い取りに持って行っても
ほとんど布としての値段にしかならないのに喪服の着物は買い取りすら
受け付けてくれない所もたくさんあります。
もう着る機会は無いと思っていても、様々な想いがあり捨てる事が出来ないのが着物です。
ここで買い取りへの気持ちを整理して頂くと共に、一風変わった活用方法がいくつかあるので
ご紹介したいと思います。少しでも参考になれば幸いです。
喪服の着物を買い取りに出す前に①
着物の喪服、黒紋付の意外な人気
実は最近意外な所で黒紋付の人気があります。それが外国人のお土産需要です。
着物自体昔から外国人に人気ですが、更に紋が日本を象徴するモチーフと感じる様です。
中でも羽織りであれば帰国後も気軽に着れる事からと、人気がある様です。
喪服の着物を買い取りに出す前に②
「喪服の着物を晴れ着に」
先日新聞でこの様なタイトルでの記事を取り扱っているのを見かけました。
女性も黒の長着にお祝い用の袋帯を締めていました。
賛否両論は分かれそうですがもっとこの活動が表面化していけば
社会的にも認められるかもしれませんね。
個人的にはちょっと抵抗あるのですが、黒留袖だってベースは黒ですから
黒色=喪の時 という訳ではないのかなと思います。
喪服の着物を買い取りに出す前に③
喪服着物に宇宙アートという永遠のストーリー
ひょんな出来事をきっかけに、実はこの様なアート作品が生まれました。
スプレーアーティスト協会の会長でもあるYOSHIさんによる、「スプレーアート×喪服着物」
真っ黒なキャンパスに、描かれた宇宙。
しかも、その着物が元々は喪服だった事を考えると神秘的なストーリーを感じませんか?
こちらは別の喪服で、写真では見えにくいのですがスワロフスキーもついて輝いています。
スプレーアートには、ポリエステルの着物が最適です。
アートに関しては宇宙以外にもご要望にお応えしてオーダーメイドで描いて頂けるそうです。
普段はポケモンから、歌舞伎、自然風景や、竜虎など様々な作品を描かれています。
また、YOSHIさんは喪服以外にも着物にアートをした作品を纏って講演等もされています。
直近では9月5日に横浜開港記念会館にて、「I・kijin博」という500人規模のイベントにて、
今回は男性着物でのアートを展示します。ぜひ一度間近でこの宇宙着物をご覧下さい。
喪服の着物に宇宙を描く、永遠のストーリー。
アートとしての観賞用がオススメですが、着用でもこれならお洒落に使えますね。
着物へのアートに関して気になった方はYOSHIさんの公式HPへお問い合わせください。
今後の着物アートの展示会スケジュールや既にある作品に関しては
唯一無二.japanお問い合わせよりお願いいたします。
最後に、それでも着物の喪服の買い取りを希望する方へ。
想い出をお金に換える事は悪い事ではありません。
そこで気持ちをリセットして、その換えたお金で新しい想い出を作れば
その着物を作ってくれた人達も、きっと喜んでくれます。
売る事も考えてみようかなと言う方の為に、力になってくれそうな所を探してみました。
「着物買取 福ちゃん 」では、喪服でも状態が良ければ買い取り可能との事です。
出張料、キャンセル料無料、無料宅配キットでの買い取りありと、かなりお客様目線です。
一度相談や査定してもらって気持ちを整理してみるのも良いと思いますよ。